実習の読み聞かせで「こどものとも」は避けるべし。
今年度分は避けたほうが無難です。
読み聞かせという幼保の実習の定番ネタ
幼稚園や保育園で実習をすると、ほぼ100%「絵本を読んで」と言われます。
実習生の場合は担任の保育者と違って、絵本を読める回数が限られます。従って一回一回の質を高めるために、読み聞かせをする年齢、その絵本を通じて伝えたいこと(いわゆる「ねらい」)まで考慮して本を選ぶ必要があります。
「こどものとも」とは
「こどものとも」とは、福音館書店が出している絵本のシリーズ名です。毎月完全新作の絵本が1本収録されている雑誌みたいなイメージです。年齢別に出版されていて「こどものとも年少向き」とか「こどものとも年向き」とか表紙に書いてあります。
人気がある作品だとシリーズ化されたりもします。有名ドコロだと「ぐりとぐら」や「ばばばあちゃん」ですね。
毎月出版されているので、「8月号は海水浴の話」というように、季節感も考慮した作品が多いです。
このシリーズを図書館とかで借りとけばTPOも合ってるし読み聞かせしてもウケるやろ!⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン!
と思うかもしれませんが、今年度分の「こどものとも」を読み聞かせに使うのは極力避けるべきです。
「こどものとも」が実習生の読み聞かせにダメな理由
読んだことある幼児が多すぎる。これにつきます。
対象年齢別に毎月刊行、季節感を考慮した内容、ブランド品としてある程度の質が保証されている、低価格(定期購読で1年12冊が5000円)などと好条件が揃っているため、家での読み聞かせ用に各家庭で定期購読してもらっている園も多いです。
子どもの場合、自分が知ってる作品だと読み聞かせしている途中でガンガン先の内容を言ってくるので、それを注意する声掛けも必要になり、実習のハードルが上がってしまいます。
読み聞かせをして欲しい、と言われたら教室の本棚に置いてない物を持っていけばまあ大丈夫でしょう。余裕があれば2、3冊持って行って実習しているクラスの保育者と相談するのがベストです。
おわりに
要するに「こどものとも」を定期購読している子どもが少なければいいわけで、毎月購読していない園だったらかなりオススメです。実習前の挨拶やオリエンテーションの時に園で買っているかどうか聞いておけば、絵本選びが楽になるかもしれませんね。
⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン!