ブログ藤子堂

元保育士の失笑系バンドマンです。音楽、漫画、デジタル。時々保育の話など。

安室奈美恵の「Golden Touch」のMVが面白い。

安室奈美恵さんの「Golden Touch」という曲のMVが現代的で面白かったので紹介します。ぜひスマートフォンやタブレットで御覧ください。

現代の視聴環境に合わせた映像作品

作品では開始直後に「ここをタッチしながら御覧ください」という注意書きが出るんですが、指示通り画面の真ん中に指を一本置いておくと、それを利用していろいろな出来事が画面の中で起こります。

写っているもの(例えば人やゼリーなど)がズームや横移動をすることで、置かれた指がタッチやスワイプなどの操作をしたように見せ、その結果を映像に反映させていきます。例えば「横から風船がスライドインしてきて、真ん中の指の位置にくると割れる」といった具合。

iPhoneだWindowsタブレットだのといろいろ種類はありますが、「触れる画面」がスタンダードになりつつある(そしてそれで映像を見る)現代の視聴環境をうまく利用したMVだと思います。

「スマホ」と「MV」という組み合わせ

個人的にはスマホとMVという組み合わせは、誰も気づいていないだけでもっと面白いことができると思います。

例えばMVをYoutubeで公開するのは定番ですが、あえて自前のサイトで公開して角度センサーが使えたりピンチインでズームが出来るようにするとか。

そもそもスマホって多機能高性能な小型端末なんで、いろいろなことが出来るのは当たり前っちゃあ当たり前なんですが、スマートフォンに対してそういうイメージを持っている人って少ないんで「普段使っているスマホでこんなことができるなんて!」というインパクトがあるのもプロモーションビデオとして強みになると思います。

例えば冒頭で紹介したMV以外だと、でんぱ組.incの「冬へと走りだすお!」のMVは全編iPhoneを使ってメンバーによる自撮りで撮影されています。ちなみに2012年12月に公開。

スペック考えたらそら使えるレベルの映像は撮れて当たり前なんですが、「iPhoneでMV撮影した」と聞くといまでも結構インパクトあります。今だったら自撮り棒もあるんでもっと撮影の幅も広がりそうですね。

終わりに

Golden Touchのコメント欄を見ていると日本語以外の書き込みも多くて、「話題になる」という目的はある意味世界的な成功を収めた、と言えるレベルでしょう。

あと、こういう現代社会の最先端なMVが「90年台に大ヒットを飛ばした安室奈美恵さん(=ガンガン踊る歌姫)の曲」、というのも面白いです。

スマホとMVのコラボ自体、でんぱ組の曲みたいに低予算でも面白いものが取れそうなので、今後どんなものが出てくるのか楽しみです⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン!